2. 40歳代・50歳代・60歳代・70歳代「貯蓄2000万円以上&貯蓄ゼロ」の割合は?
次に、金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」を参考に、40歳代・50歳代・60歳代・70歳代の「貯蓄2000万円以上&貯蓄ゼロ」の割合を確認していきます。
2.1 40歳代〜70歳代の「貯蓄2000万円以上」の割合
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」による、40歳代〜70歳代の「貯蓄2000万円以上」の割合は下記のとおりです。
40歳代〜50歳代では、貯蓄2000万円以上を達成している世帯の割合は約1割にとどまり、老後を迎え始める60歳代以降では、その割合が2〜3割に増加します。
上記から、数年前に話題となった「老後2000万円問題」ですが、実際には老後までに2000万円を準備できている世帯は、4〜3世帯に1世帯にすぎないことがわかります。
では、貯蓄を全く保有していない「貯蓄ゼロ」の割合はどのくらいいるのでしょうか。