2. 60歳代からでも始められる老後資金を増やすための3つの行動
老後資金を増やすためには、今からできることに取り組むことが大切です。60歳代からでも実践できる3つの行動をご紹介します。少しずつ意識を変えるだけでも、老後の安心感が大きく変わるはずです。
2.1 60歳代からでも始められる老後資金を増やすための行動1:固定費を見直す
老後生活では支出が現役時代の6~7割に減る傾向がありますが、無駄な出費がそのまま残っている場合も少なくありません。
住居費、自動車費、保険料、通信費などの固定費を見直すことで、毎月の支出を大幅に削減できます。一度見直せば、その後も継続して節約効果が期待できるため、老後資金を増やす第一歩としておすすめです。
不要なサービスの解約や、より安いプランへの切り替えなど、小さな工夫を重ねましょう。
2.2 60歳代からでも始められる老後資金を増やすための行動2:安定運用を心がける
固定費を見直して得た余剰資金は、「安全性」と「流動性」を重視して、金利の高い定期預金や国債など、リスクが低く安定した運用ができる商品に預けましょう。
高齢者が投資を行う際は、リスクの高い商品は避けた方が安心です。また、必要なときに現金化しやすい流動性の高い運用先を選んでおけば、急な出費にも対応できます。
もし、株や投資信託などの投資を行うときは、生活費や緊急資金を確保した上で、無理のない範囲にとどめることが大切です。金融商品の特徴をしっかり理解し、慎重な姿勢で取り組むことを心がけましょう。