2024年12月13日は、今年最後の年金支給日です。年末は冬支度やお歳暮など支出の増える時期ですから、上手にやりくりしたいところです。
年金からは税金や社会保険料が引かれます。そのため、現役時代の給与と同じく額面よりも少ない金額が手元に残ります。もし年金を月額15万円受け取っている場合、手元にはいくら年金が残るのでしょうか。
この記事では、月額15万円の年金の手取り金額について解説します。また、年金の平均受給額や年金を増やす方法についても解説します。
1. 厚生年金の平均受給額はいくら?
厚生年金の平均受給額は、以下のとおりです。
- 男子:16万3875円
- 女子:10万4878円
- 平均:14万3973円
全体の平均受給額は14万3973円ですが、男女で受給額に差が見られます。男性は16万円台ですが、女性は10万円台と差は約6万円です。これは、受け取る給与や厚生年金保険への加入期間が影響しています。
厚生年金の受給額は、現役時代の給与金額や厚生年金保険の加入の長さによって決まります。加入期間が長く給与が多くなるほど受給額は増えますが、加入期間がわずかしかなかったり給与が少なければ、受給額は低くなります。
女性は結婚や出産を機に退職することがあるため、厚生年金保険への加入期間がどうしても少なくなってしまうのです。よって、厚生年金の受給額も男性に比べると低くなってしまいます。
では、年金から天引きされるお金について、次章で解説します。