2. おひとりさまシニア世帯の貯蓄事情。平均貯蓄額はいくら?
次に、金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和5年)」を参考におひとりさまシニア世帯の貯蓄事情を見ていきましょう。
上記資料によると、60歳代・70歳代のおひとりさま世帯の、平均貯蓄額は下記のとおりです。
- 60歳代おひとりさま世帯:平均値1468万円・中央値210万円
- 70歳代おひとりさま世帯:平均値1529万円・中央値500万円
平均値が2000万円前後であることから「貯蓄がしっかりできている」と思ってしまいますが、平均値は極端に高い値に偏る傾向にあるため、実態に近い中央値を参考にすると良いです。
おひとりさまシニア世帯の中央値は60歳代・70歳代ともに700万円で、平均値と1000万円以上の差が生じており、貯蓄の二極化が進んでいることがみてとれます。
次章にて、「貯蓄が全くない世帯」と「貯蓄が十分にある世帯」それぞれの割合を確認していきましょう。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
元銀行員/一種外務員資格(証券外務員一種)/LIMOマネー編集部金融ライター
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて後方事務や法人営業部門のアシスタント事務を経験。その後、三井住友信託銀行に転職し、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。
15年以上にわたり金融機関に在籍し、現役世代からシニア層、富裕層まで延べ1000名以上の個人顧客に対し、資産運用コンサルティングや承継対策を提案。表彰歴多数。現在は、株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア『LIMO(リーモ)』、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』にて企画・執筆・編集・監修を幅広く担当。
15年以上の金融機関キャリアに加え、自身も20年以上の投資経験(投資信託・株式・FX・金など)を持つ。金融のプロ・現役投資家・生活者(出産・育児経験)の3つの視点から、年金制度の仕組み、社会保障、NISAや住宅ローン、相続まで分かりやすく解説。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数獲得。【2026年6月29日更新】