証券会社の元富裕層担当社員から見た、生活環境における「お金持ち」に共通する特徴3選

お金持ちの方は、急な来客があったとしてもゲストをもてなせるよう、いつも準備が整っている傾向にあります。

大切な人をもてなすことが好きな方も多く、来客に備えて日頃から飲み物やお茶菓子などを用意されている方も多かったです。

お酒を飲まない方でも、ゲストの喜ぶ顔が見たくて、高価なお酒を常備されているケースもありました。

また、お金持ちの方は「美味しい〇〇が手に入ったから」「出張で〇〇に行ってきたから」など、美味しいものを飲んだり食べたりする喜びを大切なゲストと共有したいという思いを持たれているように感じました。

心地よい人間関係を築くのが上手だからこそ、お金持ちになれたり、お金持ちで居続けることができているのかもしれません。

ここまで、証券会社で富裕層向けの資産運用アドバイザーであった筆者の経験をもとに、生活環境における「富裕層の特徴」についてまとめてきました。

では、日本に富裕層はどれくらいいるのでしょうか。富裕層の資産規模と共に詳しく見ていきます。

2. 【定義と世帯数】そもそも富裕層とは何か

日本での富裕層の世帯数

富裕層について語る前に、野村総合研究所の資料をもとに、富裕層について簡単にまとめてみます。

そもそも富裕層とはどのような定義なのでしょうか。

野村総合研究所による報告によれば、富裕層とは「純金融資産で１億円以上保有」している世帯と定義しています。

また、同基準で５億円以上保有する世帯を「超富裕層」と呼んでいます。