【厚生年金・国民年金】平均月額はいくら？低年金世帯向け「年金生活者支援給付金」の要件・給付基準額をチェック次の年金支給日は12月13日（金）

厚生年金の受給額平均

出所：厚生労働省「令和4年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

〈全体〉平均年金月額：14万3973円

※国民年金の金額を含む

一般的に、厚生年金は国民年金に上乗せして加入するため、国民年金よりも受給額が高くなる傾向があります。

しかし、厚生年金の受給額は年金加入期間や年収によって決まるので個人差が大きいのです。

例えば、厚生年金への加入期間が短かったり、国民年金の保険料納付月数が少なかったりすると、年金受給額が少なくなる可能性があります。

その場合、生活者支援給付金の対象となることも考えられるでしょう。

4. 老後生活を具体的にイメージしてみることが大切

今回は、年金生活者支援給付金の支給要件や老齢年金生活者支援給付金の給付額について見てきました。年金受給額は人それぞれ異なり、「年金生活者支援給付金」が受給できるとしても、老後年金だけで生活するのは難しいでしょう。

筆者はファイナンシャルアドバイザーとして将来資金や老後資金の相談をよく受けますが、「いくら将来お金が必要なのか、どのような資産運用が合っているか分からない」という相談は多いです。

リスクがあり抵抗を感じる方もいますが、現在では、NISAやiDeCo（イデコ：確定拠出年金）などの税制優遇制度が充実しており、資産運用を始める環境が整っています。

新NISAなどの資産運用を始める場合は、資産運用の基礎や方法、リスクを理解しましょう。将来どのような生活を送りたいのか具体的にイメージしてから取り掛かることが大切です。この機会に、セカンドライフについて考えてみてはいかがでしょうか。

※LIMOでは、個別の相談・お問い合わせにはお答えできません。

野平大樹