人生100年時代、長い人生を楽しむためには生活費だけでなく、趣味や旅行などの娯楽資金も必要という方も多いのではないでしょうか。

しかし、物価の高騰や低金利に伴い、預貯金のみで資産を増やすことは難しい状況にあります。

なかには、老後資金を準備する方法として、資産運用を検討している方もいるでしょう。

通常、資産運用で得た利益に対し20.315%の税金がかかりますが、新NISAを活用すると非課税になります。

非課税となるぶん、利益を得たときの手取り額が多くなるメリットがあるため、「新NISA」を活用して資産運用をはじめる方が増加傾向にあります。

本記事では、2024年1月から新しくなった新NISAの制度について解説すると共に、「毎月3万円×30年間」年利3%で積立投資を行った場合のシミュレーション結果も見ていきます。

新NISAを活用した資産形成に興味がある方は、ぜひ参考にご覧ください。

1. 「旧NISA」と「新NISA」制度の違いとは?

まずは、旧NISA制度と新NISA制度の概要をおさらいしましょう。

1.1 旧NISA:「一般NISA」と「つみたてNISA」

旧NISA制度は「一般NISA」と「つみたてNISA」の2つにわかれています。

【写真全7枚】旧NISA制度の特徴。2枚目で新NISA「成長投資枠」と「つみたて投資枠」をご紹介

旧NISA制度の特徴

出所:金融庁「NISAを知る」をもとにLIMO編集部作成

旧NISA「一般NISA」

  • 年間非課税枠:120万円
  • 非課税保有期間:5年間
  • 投資可能商品:上場株式、投資信託等

旧NISA「つみたてNISA」

  • 年間非課税枠:40万円
  • 非課税保有期間:20年間
  • 投資可能商品:投資信託やETF