3. 年金手取りは「額面の8〜9割」と想定しておこう
本記事では、年金にかかる税金や社会保険料について詳しく紹介していきました。
年金からも現役時と同様に税金や社会保険料が天引きされるため、通知書に記載された金額がそのまま受け取れると勘違いしないようにしましょう。
年金から天引きされる税金や社会保険料の金額は、個人の状況によって異なります。
一例として、総務省の「家計調査報告 家計収支編 2023年(令和5年)平均結果の概要」によると、65歳以上の夫婦のみの無職世帯の平均的な収入額(額面)は24万4580円で、そこから引かれる税金や社会保険料は平均3万1538円です。
上記の結果から、手取り額は額面の約85〜90%になると考えておくと良いでしょう。
参考資料
- 日本年金機構「年金振込通知書」
- 国税庁「No.1600 公的年金等の課税関係」
- 国税庁「復興特別所得税(源泉徴収関係)Q&A」
- 総務省「公的年金からの特別徴収」
- いわき市「年金を受給されている65歳以上の方の個人住民税(市民税・県民税)の年金特別徴収について」
- 日本年金機構「年金Q&A(年金からの介護保険料などの徴収)」
- 総務省「家計調査報告 家計収支編 2023年(令和5年)平均結果の概要」
- あま市「よくある質問」
- 日本年金機構「年金から介護保険料・国民健康保険料(税)・後期高齢者医療保険料・住民税および森林環境税を特別徴収されるのはどのような人ですか。」
- 横浜市「保険料について」
- 国税庁「高齢者と税(年金と税)」
- 東大阪市「介護保険料の特別徴収と普通徴収」
- 総務省「森林環境税及び森林環境譲与税」
中本 智恵