1.1 年金から天引きされる税金:所得税
年金から天引きされる税金の一つに「所得税」があります。
所得税は、年金を一定額以上受給している場合に課される税金で、収入から各種控除額を差し引いた額に5.105%の税率が適用され、源泉徴収されます。
また、現在は東日本大震災からの復興のために必要な財源を確保するために、所得税に加えて「復興特別所得税」もあわせて徴収されています。
1.2 年金から天引きされる税金:住民税・森林環境税
年金から天引きされる税金には、所得税のほかに「住民税」もあります。
住民税も所得税と同様に、一定額以上の年金を受給している場合、年金から天引きされる形で徴収されます。
個人住民税には、所得に応じて負担する「所得割」と、均等に負担する「均等割」があり、原則としてどちらも納める必要がありますが、年金収入が低い場合は、「均等割のみ負担」または「非課税」となることもあります。
森林環境税は2024年度から新たに徴収される税金で、2024年10月から個人住民税と合わせて特別徴収されます。