1.3 【新NISA制度】魅力を高めることとなった変更点とは?

新NISAと旧NISAの違いとは

新NISAと旧NISAの違いとは

出所:Yusuke Ide/istockphoto.com

旧NISA制度と新NISA制度を比較した結果、魅力がさらに向上した変更点がいくつかあります。

その中でも特に注目すべき重要な4つの変更点をご紹介します。

  • 「成長投資枠」と「つみたて投資枠」が併用可能になる
  • 年間投資上限額が増える
  • 非課税保有限度額(総枠)が新設される
  • 非課税保有期間が無期限になる

旧NISAでは「一括投資」または「積立投資」のどちらかを選ぶ必要がありましたが、2024年からは両方を併用できるようになったため、限度額内でより効率的に資産を運用できるようになりました。

加えて、年間の投資上限額が変更され、一括投資では2倍、積立投資では3倍に増額されています。

特に積立投資に関しては、旧制度では月々約3万円が上限でしたが、新NISAでは年間120万円、つまり毎月10万円の積立が可能になりました。

さらに、これまで設定されていた非課税保有期間の制限が撤廃され、無期限で保有できるようになったため、長期的な投資にもより適した環境が整いました。