6月13日は年金支給日でした。
では、年金を主な収入源として暮らす人が多い70歳代のおひとりさまは、どのくらい貯蓄があるのでしょうか。
年金の不足分を補うくらいの貯蓄はあるのでしょうか。
本記事では、70歳代おひとりさまの平均貯蓄額と貯蓄額の分布をご紹介します。
厚生年金と国民年金の平均月額や平均支出についても解説するため、ぜひ参考にしてみてください。
1. 【70歳代・おひとりさま世帯】「平均貯蓄額」はいくら?
さっそく、70歳代おひとりさま世帯の貯蓄額を確認しましょう。
金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査」によると、70歳代単身世帯の貯蓄額の分布は以下のとおりです。
なお、貯蓄には預貯金のほかにも株式や投資信託、積立型保険、個人年金保険などを含みます。
1.1 70歳代おひとりさま世帯の貯蓄額分布
- 非保有:27.0%
- 100万円未満:5.1%
- 100~200万円未満:5.7%
- 200~300万円未満:4.9%
- 300~400万円未満:3.9%
- 400~500万円未満:2.2%
- 500~700万円未満:7.3%
- 700~1000万円未満:5.9%
- 1000~1500万円未満:8.9%
- 1500~2000万円未満:4.7%
- 2000~3000万円未満:6.1%
- 3000万円以上:15.9%
- 無回答:2.4%
- 平均値:1634万円
- 中央値:475万円
平均値は1634万円、中央値は475万円です。
平均値は一部のお金持ちの影響を受けやすいため、中央値の475万円がより実態を表しています。
また、貯蓄がゼロの人も27.0%もいます。