「隣家や外からの視線が気になるから、圧迫感のない目隠しが欲しい」
「狭くて日当たりの悪い庭でも植えられて、なるべく手入れがいらない、おしゃれな庭木ってあるのかな…」
このような方におすすめなのが、一年中外からの視界を遮れる常緑樹。成長がゆっくりで病虫害の心配が少ない庭木を選べば、ローメンテナンスな目隠しになりますよ。
この記事では、植栽メンテナンス業務を7年経験した筆者が、ほぼ手入れが必要なく、成長がゆっくりで日陰にも強い常緑樹を厳選して3つ、参考価格とともにご紹介します。
1. この記事でご紹介する「ほぼ手入れ不要の目隠し常緑樹」
写真のソヨゴほか、ほぼ手入れ不要の目隠し常緑樹をご紹介します1/5
Kazu Inoue/shutterstock.com
- ソヨゴ
- ヒメシャリンバイ
- カクレミノ
どれもおしゃれな常緑樹なので、目隠しとシンボルツリーを兼ねて植えるのもおすすめです。
記事後半では「日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違い」も分かりやすくお伝えします。
2. 日陰&狭い庭OK!ほぼ手入れのいらない目隠し常緑樹3選
2.1 ソヨゴ
春はかわいらしい小花、秋は赤い実が楽しめる「ソヨゴ」2/5
Honki Kumanyan/shutterstock.com
ソヨゴは明るい葉色や、密生しすぎない枝葉、風が吹くと葉がこすれて「しゃらしゃら」と鳴る音など、爽やかさと圧迫感の少なさが嬉しい目隠し常緑樹。どんなテイストのお庭にも自然となじむ、ナチュラルな雰囲気も魅力です。
春には小さな白い花が咲き、雌株は秋におしゃれな赤い実をつけるため、常緑樹ながら季節の移ろいを感じられるのも嬉しいポイント。リビングの窓の近くや玄関横に、シンボルツリーを兼ねて植えるのがおすすめです。
成長がゆっくりなので、小さな庭でも楽しめます。剪定したい場合は、花や実の数に影響が出ない冬季に行いましょう。
※参考価格:1万5000円~2万5000円前後(高さ1.5m前後)
2.2 ヒメシャリンバイ
春に咲く花と小ぶりな葉がおしゃれな「ヒメシャリンバイ」3/5
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ヒメシャリンバイは、小ぶりでつやのある葉がおしゃれです。成長がゆっくりでコンパクトに育つため、隣家との間隔が狭い場所でも植えやすい庭木。リビングや水回りのおしゃれな目隠しとして重宝します。
春から初夏に咲く、白や淡いピンク色のかわいい小花も魅力的。花とほぼ同時期に赤い新芽も出るため、春は花・新芽・緑の葉のコントラストが鮮やかです。秋には古い葉が赤く染まり、ちょっとした紅葉のような姿も楽しめます。
乾燥した環境を好むので、水はけと風通しのよい場所に植えてください。潮風に強いため、沿岸にお住まいの方にもおすすめです。剪定や刈り込みをしたい場合は、花後すぐに行うと花数に影響が出ません。
※参考価格:1万1000円~2万円前後(高さ1.5m前後)
2.3 カクレミノ
1本で様々な形の葉が楽しめる「カクレミノ」4/5
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大きな葉で目隠しをしてくれるカクレミノは、1本の木にさまざまな形の葉がつく珍しい庭木。若木や若い枝には切れ込みの入った葉が多く、年数を重ねるにつれて、だんだんと楕円形の葉が多くなるといった変化も楽しめます。
着ると姿を隠せる「隠れ蓑」に葉の形が似ていることから名付けられた、目隠しにぴったりの由来をもつ常緑樹。あまり目立ちませんが、夏には黄緑色の小花がボール状に集まって咲き、晩秋から冬には丸い実が黒紫色に熟します。
風通しのよい場所に植えると、病虫害を防げます。剪定が必要な場合は初夏に行いましょう。
※参考価格:1万3000円~2万円前後(高さ1.5m前後)
3. ほぼ手入れ不要の常緑樹で、おしゃれに目隠し!
ほぼ手入れが必要なく、成長がゆっくりで日陰にも強い常緑樹を厳選して3つご紹介しました。どれも目隠しとシンボルツリーを兼ねて植えられる、おしゃれな庭木ばかりです。
窓を開けて換気したい時も、目隠し常緑樹があると安心。外からの視線を気にせず、爽やかな風を取り込めますよ。
この記事を参考に、窓の近くにおしゃれで圧迫感の少ない目隠し常緑樹を植えてみませんか?
4. 【ガーデニング豆知識】日なた、日陰、半日陰、明るい日陰とは?
日なた・日陰・半日陰・明るい日陰の違い5/5
出所:LIMO編集部作成
さいごに、日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違いも整理しておきましょう。
- 日なた:1日中よく日光が当たる場所。または、日陰になる時間が1日2~3時間程度。
- 半日陰:半日程度(1日3~6時間程度)日が当たる場所。または、日なたの木の下など、木漏れ日がさす場所。
- 明るい日陰:1日を通して直射日光はほとんど当たらないが、外壁や窓などの反射光で、ある程度の明るさがある場所。または、1日1~2時間程度日が当たる場所。
- 日陰:1日を通して日光がほとんど当たらない場所。
「日陰で育つ」と言われている植物の多くは「半日陰」や「明るい日陰」を好みます。完全な「日陰」で生育できる植物もありますが、そのような場所では花つきや葉色が悪くなりがちです。
もし可能であれば、少しでも明るい場所や、1日1~2時間でも日光が当たる場所を選んで植え付けると、育てやすくなりますよ。
鈴森 真樹