2014年からNISA制度が始まり、今年で10年が経ちました。当初に比べ、2024年から始まった新NISAは制度内容が拡充され、日本の投資人口は確実に増加傾向にあります。
口座数は2000万口座を突破し、投資は私たちの身近なものになってきました。
今回の記事では、新NISAとなり変更された4つのポイントを解説しながら、新NISAで運用した場合のシミュレーションを見ていきます。
すでにNISAを取り入れている方も、まだ内容をご存じない方も、改めてどういう制度か確認していきましょう。
後半の記事では、運用のポイントについても解説していきます。
1. 【新NISA】以前のNISA制度からバージョンアップ!変更点4つ
NISA制度は非課税という大きな魅力があり、多くの人に利用されていますが、新NISAではさらに改良が加えられ、投資家にとってより魅力的な選択肢となっています。
以前までのNISA制度と新NISA制度の間には、どのような違いがあるのでしょうか。
1.1 以前までのNISA制度をおさらい
まずは以前までのNISA制度を振り返りながら、重要な変更点を確認してみましょう。
以前までのNISA制度では「一般NISA」と「つみたてNISA」にわかれていました。
以前までのNISA制度:「一般NISA」
- 年間非課税枠:120万円
- 非課税保有期間:5年間
- 投資可能商品:上場株式、投資信託等
以前までのNISA制度:「つみたてNISA」
- 年間非課税枠:40万円
- 非課税保有期間:20年間
- 投資可能商品:投資信託やETF