5. 富裕層は、お金を単なるツールとして捉えている

富裕層はお金をツールとしてとらえる

男性がオフィスにいる写真

出所:insta_photos/shutterstock.com

富裕層の方々は、お金に対する考え方が非常に合理的です。

多くの人が「お金を貯める」ことを目的としてしまいがちですが、富裕層の方々はお金をあくまでも「目標を達成するためのツール」として捉えています。

このため、必要な場面では躊躇なく使い、逆に不要なものには一切出費をしないという、徹底したメリハリが見られます。たとえば、自己成長や資産形成に役立つことには惜しみなく投資をする一方で、無駄遣いや浪費には興味を持ちません。

「お金を使うことで、どれだけの価値が得られるか」という視点を常に持っているため、支出が未来につながる投資かどうかを素早く判断できるのです。

6. まとめにかえて

日本の富裕層について、解説してきました。

円安や値上げラッシュが続く中でも、富裕層が増え続けている理由として、相続や贈与による資産の増加が理由になっていることがわかりました。

富裕層がどのようなお金の使い方をしているのかもデータとともに見てきましたが、リセールバリューを重視していることは、意外と感じられる方もいるのではないでしょうか。

この考え方は、誰でも意識することのできるお金の使い方です。

今回の内容を参考に、日々のお金の使い方を考え直してみてもよいかもしれません。

参考資料

足立 祐一