2. 年収600万円以上を達成するのは何歳ごろ?《平均給与の男女差も気になる》
同調査によると、男性の平均年収は40歳代に入ると600万円を超え、その水準を50歳代まで維持しています。一方で、女性の平均年収は多くの年代で200万~300万円台にとどまり、男女間の年収差が如実にあらわれる結果となりました。
この差の背景には、女性が子育てや介護といった家庭の事情で働き方を変えるケースが多いことが影響していると考えられるでしょう。これにより、年収600万円以上を達成する割合も男性に比べて低い傾向に。
時短勤務やテレワークなど柔軟な働き方が広がる中、キャリアアップやスキル向上に繋がるチャンスが、性別や年齢を問わず多くの働く人に生まれています。
加えて、育児や介護などと仕事の両立を後押しするしくみの整備が進むこんにち。もちろん男性と肩を並べる収入を得ている女性もいます。
ただし単に収入を増やすだけでなく、その収入をどう生かせるかも大切ですね。身近な例でいえば、手取り収入からどのくらい貯蓄に回せているかもぜひ意識していきたいところです。
では、比較的高収入とされる「年収600万円台」の人々は、実際にどのくらいの手取り収入を貯蓄に回しているのでしょうか。次では年収600万円台世帯たちの貯蓄状況のリアルな数字を見てみましょう。