「2024年10月から社会保険適用拡大」パート勤務はどうなる？手取り減少や年金増額を具体例で徹底解説！老齢厚生年金がどれだけ増える？加入後のメリットをシミュレーション結果でわかりやすく紹介！

2. 【社会保険加入のメリット1】厚生年金が上乗せに

社会保険に加入して働くメリットは大きく2つ。「年金」と「健康保険」の面が挙げられるでしょう。まずは年金面でのメリットから見ていきます。

年金のしくみ

リタイア後に受け取る「老齢年金」のみならず、「障害年金」や「遺族年金」も手厚くなります。

病気や障害により暮らしや仕事に制限がかかってしまったときや、亡くなったときの遺族保障など、「万が一のとき」に受け取る保障が充実することになります。

では、これまでパートだった人が厚生年金に加入することで、年金がいくら増えるのでしょうか。厚生労働省のシミュレーションを確認します。

国民年金のみの加入では年額81万6000円（※）なので、ここにいくら上乗せできるのか見ていきましょう。

※2024年度の満額

上乗せ額は、加入期間の影響を大きく受けます。どのくらい稼ぎ、いつまで働くかを踏まえながらシミュレーションしてみましょう。