3.2 シニアになってからも貯蓄を大切にする
2024年9月4日にソニー生命保険株式会社が公表した「シニアの生活意識調査2024」では、シニア(50~79歳)男女1000名の「現在の楽しみ」を調査しています。
【調査概要】
- 調査名:「シニアの生活意識調査2023」
- 調査期間:2024年8月2日~8月3日
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 全国のシニア(50~79歳)の男女
- 調査人数:1000名
シニアが楽しみのために使っているお金について「現在の楽しみは貯蓄」と答えたシニア113名に、毎月の貯蓄額について尋ねたところ、平均は5万3000円でした。
過去の調査結果と比較すると、2022年は5万2000円、2023年は4万4000円、そして2024年には5万3000円と、昨年から9000円増加し、2022年の水準に戻ったことがわかります。
趣味や家族との時間を楽しむためには、収入から毎月の貯蓄も忘れずに実施しておきたいですね。
4. 老後資金は早めに準備をしましょう
本記事では、70歳代の貯蓄事情や老後を豊かにするための工夫を紹介しました。
年金が主な収入源となる70歳代からの貯蓄は、難しくなります。
新NISAやiDeCo、その他の資産運用や預貯金を利用して、老後資金を準備しておきましょう。
新NISAやiDeCoなどを利用するときは、ご自身のリスク許容度と合わせた投資先の検討が大切です。
参考資料
- 総務省統計局「2020年基準消費者物価指数全国2024年(令和6年)9月分」
- 厚生労働省年金局「令和4年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]令和5年調査結果」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]令和5年調査結果」
- 厚生労働省「人生100年時代」に向けて
- 内閣府「令和6年版高齢社会白書(全体版)(PDF版)」
- ソニー生命「シニアの生活意識調査2024」
円城 美由紀