3. 老後を豊かにするための2つの工夫

趣味や家族との時間を楽しみながら、老後を豊かに過ごすための工夫を2つお伝えします。

3.1 環境が整っているなら65歳以降も働く

2013年4月1日に「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」(高年齢者雇用安定法)の一部が改正され、70歳までの就業機会の確保が努力義務になりました。

65歳以上の労働力人口は、少しずつ増えています。

労働力人口比率の推移は下記のとおりです。

労働力人口比率の推移
<2022年>
65~69歳:52.0%
70~74歳:33.9%
75歳以上:11.0%

<2023年>
65~69歳:53.5%
70~74歳:34.5%
75歳以上:11.5%

生活費の不足分を貯蓄から補い続けていては、資産は目減りするばかりです。

労働環境が整っているなら、無理のない範囲で働いて収入を得ると金銭的や精神的なゆとりが生まれてくるでしょう。