2. 【70歳代】平均貯蓄額はいくら?
2024年1月26日に発表された金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]令和5年調査結果」と「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]令和5年調査結果」では、各世代の貯蓄額が発表されています。
70歳代の単身世帯と二人以上世帯の、平均貯蓄額と中央値は下記のとおりです。
70歳代単身世帯の貯蓄額
- 平均貯蓄額:1529万円
- 中央値:500万円
70歳代二人以上世帯の貯蓄額
- 平均貯蓄額:1757万円
- 中央値:700万円
単身世帯も二人以上世帯も、貯蓄額に大きな違いはありません。
中央値は70歳代単身世帯が500万円で二人以上世帯は700万円のため、実際の貯蓄額は少ない印象です。
もしも70歳代から100歳までの生活があると想定した場合、主に年金収入だけでは足りない資金が約30年分必要です。
「人生100年時代」と言われているため、想定しておくと良いでしょう。
老後資金を準備する際は、年金収入だけでは足りない生活費の金額や医療費を試算して備えます。
続いては、シニア時代を豊かに過ごすための工夫を紹介します。