次回年金支給は2月！厚生年金・国民年金、支給額約46万・約67万円の夫婦の差とは？国民年金・厚生年金の夫婦ごとの支給額と、その違いを解説【年金額一覧表】

4. 年金が「約46万円」でも安心できない理由とは？

年金支給日に「約46万円」も支給されるなら十分なのでは？と思ったかもしれません。

しかし、この金額には注意が必要です。

年金は2カ月に1回まとめて振り込まれるので、1カ月あたりでは、夫：16万2483円、妻：6万8000円くらいになります。現役時代の収入と比べると、かなり少ないのがわかりますね。

「今の収入からどれくらい下がるか？」を考えると、生活費の見直しや貯蓄の準備が必要になってきます。

特に最近は物価も上がってきているので、インフレにも注意が必要です。

年金はそのままの金額が振り込まれるわけではなく、税金や保険料が天引きされます。

つまり、実際に手にする金額はもっと少なくなります。

受給前に「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で確認できる金額はあくまで額面なので、そのまま生活費に使えるわけではありません。

日本年金機構の「年金振込通知書」を確認し、思わぬ誤解をしないように気をつけましょう。

年金振込通知書

本日は年金の制度と今の年金受給者がどの程度の受給額があるのかを世代ごとに確認してまいりましたがいかがでしたでしょうか。

タイトル通りの年金額を受け取れている家庭は多くないということも実感できたのではないでしょうか。

今後も少子高齢化は進み、今まで通りの年金受給はさらに難しくなっていくかもしれません。

ですので、自分自身で老後の資金を準備することも非常に大事になってくるのではないでしょうか。

しかし、老後資金を貯めるにしても、運用だけでうまくいくというものではありません。

資産運用にはリスクが伴います。

資産運用が不要というわけではなく、可能な限り長く現役生活を続けられることで、将来必要な貯蓄を減らすことも可能です。

お金に働いてもらうことも重要ですが、少しでも長く働くことができる状態を作ることもこれからやってくる未来に向けた大切な準備と言えますね。

【編集部よりご参考】

参考までに、厚生年金の平均額は額面で14万3973円、国民年金の平均額は額面で5万6316円です。

ただし、実際の受給額は個人差が大きいのが特徴なので、受給額ごとの人数もご紹介します。

厚生年金受給額ごとの人数

国民年金受給額ごとの人数