2.3 国民年金【80歳~89歳】平均年金月額《1歳刻み》

国民年金【80歳~89歳】平均年金月額《1歳刻み》

80歳代の国民年金額

出所:厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

  • 80歳:国民年金5万5413円
  • 81歳:国民年金5万5283円
  • 82歳:国民年金5万7003円
  • 83歳:国民年金5万6779円
  • 84歳:国民年金5万6605円
  • 85歳:国民年金5万6609円
  • 86歳:国民年金5万6179円
  • 87歳:国民年金5万6030円
  • 88歳:国民年金5万5763円
  • 89歳:国民年金5万5312円

2.4 国民年金【90歳代以上】平均年金月額

国民年金【90歳代以上】平均年金月額

90歳代の国民年金額

出所:厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

  • 90歳以上:5万1974円

※65歳未満の国民年金の受給権者は繰上げ支給を選択したもの

国民年金の平均月額は、65歳以上のいずれの年齢で5万円台です。

なお64歳未満の人の年金月額が4万円台と低くなっているのは、繰上げ受給を選んだ人の年金額だからです。繰上げ受給とは、60歳~64歳までの間で年金を受け取り始めること。受給スタート時期に応じた減額率が適用される仕組みです。

ずっと自営業や専業主婦だった人で、厚生年金加入期間が全くない場合、老後に受け取る公的年金は国民年金のみ。

もちろん年金収入は世帯ごとに把握する必要がありますが、一人ひと月5万円台の年金収入だけで老後を乗り切ることができるケースは決して多数派ではないでしょう。

まずは、国民年金基金への加入や付加保険料の納付など、国民年金の受給額を増やす制度の活用の検討から始めるのもよさそうですね。

また、貯蓄を増やす、不労所得が入るしくみをつくる、長く働き続けるといった、世帯の状況に応じた工夫が必要となるのは言うまでもありません。リタイア後を見据えた「お金の準備」は、早めに意識しておきたいものですね。

ただし、公的年金を含めても、所得が低い場合には「年金生活者支援給付金」の給付対象となる可能性も。この制度について次で詳しく見ていきましょう。