10月15日は、老後の収入源となる公的年金の支給日でした。
多くの人は、65歳以上から本格的な年金収入に頼る生活が始まります。
老後の生活に向けて、貯蓄や資産運用などで老後資金を備えている人も多いのではないでしょうか。
今回は、金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」のデータをもとに、30歳代~60歳代の貯蓄ゼロと貯蓄2000万円以上の割合、および平均貯蓄額をご紹介します。
それぞれの世代の貯蓄の実態を見てみましょう。
1. 【30歳代~60歳代】貯蓄ゼロと貯蓄2000万円以上の割合は?
まずは、30歳代~60歳代の貯蓄ゼロと貯蓄2000万円以上の割合を見ていきましょう。
1.1 【単身世帯】30歳代~60歳代の貯蓄ゼロと貯蓄2000万円以上の割合
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和5年)」によると、単身世帯の貯蓄ゼロと貯蓄2000万円以上の割合は下記のとおりです。
【単身世帯 30歳代~60歳代の貯蓄ゼロの割合】
- 30歳代:34.0%
- 40歳代:40.4%
- 50歳代:38.3%
- 60歳代:33.3%
【単身世帯 30歳代~60歳代の貯蓄2000万円以上の割合】
- 30歳代:7.1%
- 40歳代:8.6%
- 50歳代:13.7%
- 60歳代:23.1%