3. 公的年金だけで生活している高齢者世帯は41.7%
2024年7月5日に公表された、厚生労働省「2023(令和5)年国民生活基礎調査の概況」によると、公的年金だけで生活している高齢者世帯は41.7%でした。
高齢者世帯の半数以上は、年金だけの生活は難しいことが示されています。
65歳以降の本格的な年金生活に入る前に、生活費の不足分を補う老後資金を準備する必要性がうかがえます。
4. 老後資金は早めに準備していきましょう
今回は、30歳代から60歳代の貯蓄の実態として、年代別の貯蓄額を中心にみてきました。
どの世代にも貯蓄ゼロの世帯があり、貯蓄額が2000万円以上ある世帯はは3割にも満たないとわかりました。
公的年金のみでの生活は難しいことから、家族と家計について話し合ったり、収支の見直しをしたりして、早めに老後資金の準備をしていきましょう。
参考資料
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和5年)」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯](令和5年)」
- 厚生労働省「2023(令和5)年国民生活基礎調査の概況」
円城 美由紀