日本の年金制度では、受給開始年齢を遅らせることで年金額を増やすことができる「繰下げ受給」という選択肢があります。
しかし、厚生労働省「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業年報 結果の概要」によると、実際に繰下げ受給を選択する人の割合は、国民年金(老齢基礎年金)では全体の2.0%、厚生年金では全体のわずか1.3%程度にとどまっています。
なぜ多くの人が繰下げ受給を選択しないのでしょうか。今回は、繰下げ受給の仕組みを説明するとともに、そのデメリットについて解説していきます。ぜひ参考にしてください。