1.5 ヒヤシンス

小さくてもボリューム満点の花を楽しめる「ヒヤシンス」

白、ピンク、紫などの花を咲かせているヒヤシンス

Greens and Blues/shutterstock.com

たくさんの花を咲かせるヒヤシンスは、ボリュームのある花姿が特徴の球根植物です。存在感がありますが、草丈は20センチ程度。わずかなスペースでも育てることができます。

根が深く伸びるので、庭の土は園芸用の培養土や腐葉土を混ぜて耕しておきましょう。

※参考価格:100円~300円前後(1球)

1.6 原種チューリップ

野趣あふれる素朴な雰囲気が魅力の「原種チューリップ」

黄色と白の先がとがった花びらを持つ原種チューリップ

Amalia Gruber/shutterstock.com

春ガーデンに欠かせないチューリップ。品種改良が目覚ましい華やかな交配種に注目が集まりがちですが、草丈が低めで、素朴さが魅力の原種チューリップもおすすめです。

他の花とも組み合わせやすく、球根を掘り起こして保管する必要もありません。チューリップの栽培を難しいと感じていた方は原種チューリップから育ててみてはいかがでしょうか。

※参考価格:50円~200円前後(1球)

2. まとめにかえて

今回は狭い庭でも楽しめる、秋植えの球根植物をご紹介しました。

ご紹介した球根植物は、環境が合えば数年間は植えっぱなしでも育てることができ、毎年開花が楽しめる植物ばかりです。

株同士が窮屈になってきたり、花付きが悪くなってきたら、掘り起こして分球すると生育がよくなります。

掘り起こすタイミングは地上部が枯れたとき。掘り起こしたら新しくついた小さな球根を手で分けて、涼しい場所に保管し、適期に植え付けましょう。

小さくて可愛らしい球根植物は春に咲きそろうと、とても華やかな雰囲気に。ぜひお気に入りを見つけて、可愛らしい花を楽しんでくださいね。

LIMO編集部