春ガーデンに欠かせないのが、チューリップやムスカリなどの球根植物です。球根植物のなかには、球根を掘り起こして保管しなければならず、花後の世話を面倒に感じてしまうことも。

じつは、球根植物はガーデニング初心者も育てやすい植物です。草丈の低い矮性種を選べば、小さなスペースでも植えられるだけでなく、環境が合えば植えっぱなしでも生育が可能です。

そこで今回は狭い庭でも楽しめる、秋植えの球根植物をご紹介します。さっそくみていきましょう。

1. 狭い庭でも楽しめる!秋植え〈球根植物〉6選

1.1 ムスカリ

小さいブドウみたい?愛らしい花が魅力の「ムスカリ」

小さいブドウのような青い花を咲かせているムスカリ

Kabar/shutterstock.com

パープルやブルー、ピンク、ホワイトなど、淡いパステルカラーがおしゃれなムスカリ。濃い花色の品種も販売されており、さまざまな色合いを楽しむことができます。

とくにブルーとパープルの品種が豊富なので、数種を植えて微妙な色の違いを楽しむのもおすすめ。他の春の花とも好相性です。ムスカリは植えっぱなしでも育てられるので、世話の手間がほとんど必要ないのも嬉しいですね。

※参考価格:50円~100円前後(1球)

1.2 スイセン

美しい花も香りも楽しめる「スイセン」

淡いオレンジ色の花をうつむき加減に咲かせているスイセン

Maria Papworth/shutterstock.com

寒い時期から咲き始めるスイセンは香りも楽しめる球根植物です。茎がスッと伸びた草丈の高い品種は見ごたえがありますが、コンパクトスペースに植えるなら矮性種がおすすめです。

20~30センチのスイセンが群生すると、辺りがとても可愛らしい雰囲気に。丈の高い植物の足元に植えてみるのも素敵です。

※参考価格:100円~200円前後(1球)