4.2 厚生年金の平均月額と受給割合
次に、厚生年金の平均月額を確認していきます。
厚生労働省年金局の「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、厚生年金の平均月額は下記のとおりです。※国民年金部分を含む
【厚生年金の平均月額】
- 全体の平均月額:14万3973円
- 男性の平均月額:16万3875円
- 女性の平均月額:10万4878円
厚生年金は、国民年金に上乗せする形で受け取れる年金で、主に会社員や公務員などが受給の対象です。
厚生年金の平均月額は14万円台ですが、年収や加入期間によって受給額に個人差が生じやすいのが特徴です。
ご自身が将来受け取れる年金見込額をより詳しく知りたい方は「ねんきんネット」もしくは「ねんきん定期便」を、すでに年金を受給している方は「年金振込通知書」を確認しましょう。
5. 10月の年金振込額を確認しよう
本記事では、10月の年金振込額が「変わる人・変わらない人」について解説していきました。
10月から、年金から天引きされる税金・社会保険料が本徴収期間となるため、人によっては年金振込額が変わるケースもあります。
10月15日の年金支給日に必ず振込額を確認し、前回の振込額と違う場合は、10月に送付される「年金振込通知書」もあわせて確認しておけると良いでしょう。
参考資料
- 日本年金機構「年金振込通知書」
- 日本年金機構「年金振込通知書は、年金の振込の際に必ず送付されますか。」
- 日本年金機構「8月(および9月)に届いた年金振込通知書は、8月分(および9月分)の支払額のみ記載されており、10月以降の支払額は「*」の記載になっています。これはなぜですか。」
- 甲良町「日本年金機構から年金振込通知書が届きました。10月分から個人住民税(町・県民税)が急に増額になりました。何故でしょうか?」
- 日本年金機構「令和5年10月の年金支払いにかかる年金振込通知書を送付しています」
- 厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
和田 直子