1.3 退職金
2023年12月に内閣官房が調査した「退職手当の支給状況」によると、国家公務員が定年退職した場合の退職金は、2112万2000円でした。
退職理由ごとの退職金は、以下のとおりです。
【常勤職員】
- 定年:2112万2000円
- 応募認定:2524万7000円
- 自己都合:274万5000円
- その他:212万1000円
【うち行政職俸給表(一)適用者】
- 定年:2111万4000円
- 応募認定:2250万円
- 自己都合:327万5000円
- その他:230万円
一方、民間企業の退職金の平均支給額は1199万円でした。
ボリュームゾーンとなったのは「500万円以上1000万円未満」でした。企業規模別にみると、従業員数が1000人を超える企業で2000万円を超える割合は14.3%でした。
退職金の支給水準は、企業の規模によって異なります。そのため、一般的に中小企業に比べれば国家公務員の退職金は高いといえるでしょう。
以上から、平均給与を除く項目は国家公務員のほうが水準が高くなる実態となっています。
そのため、国家公務員の給与水準は高いといえるでしょう。
では、国家公務員の給与にまつわる最新のニュースについて確認していきます。