3. 国家公務員をめぐる問題

国家公務員をめぐる問題は、主に2つです。

  • 公務員の希望者が減少している
  • 若年層の公務員が定着しない

最も深刻な問題は、国家公務員を志望している人が減少している点です。

人事院の発表では、2024年度の国家公務員試験の申込者数が2万4240人でした。そもそも公務員を志す人が減少している状況となっています。

また、キャリアの浅い国家公務員が転職をするなど、定着していない点も問題です。

働きがいや業務量が多すぎるため、国家公務員から別のキャリアを選択する若手が増えています。

4. まとめにかえて

国家公務員の待遇や近年のトピックスについて解説しました。

国家公務員の待遇は、大手企業に勤めるサラリーマンと同じ水準といえるでしょう。

しかし、業務量が多い点や仕事をするモチベーションが見出しにくい点から、公務員を希望する人が減少しています。

離職者に歯止めをかけるために、待遇がどこまで改善されるか注目が集まります。

参考資料

川辺 拓也