1.1 2024年度の年金は2.7%の増額。国民年金の満額は「6万8000円」へ
年金は毎年度改定がされており、2024年度の年金は2.7%の増額改定となりました。
とはいえ、年金の増額率が物価上昇率に追いついていないため、実質的には目減りしている状況にあります。
- 国民年金(老齢基礎年金):6万8000円(1人分)
- 厚生年金:23万483円(標準的な夫婦2人分)
国民年金の金額例は「満額で受給できる場合」の年金額であり、保険料の未納期間がある場合は、受給額は満額より少なくなります。
反対に、繰下げ受給や付加保険料などの制度を利用している場合は、上記より金額が高い人もいるでしょう。
一方、厚生年金の金額例は「標準的な夫婦2人分」の年金額を示しています。
「標準的な夫婦」の試算根拠は、平均的な収入(平均標準報酬43万9000円)で40年間就業した場合に受け取り始める老齢厚生年金と、夫婦2人分の満額の国民年金(老齢基礎年金)の給付水準です。
つまり、40年間会社員として平均43万9000円を稼ぎ続けた夫(または妻)と、一度も厚生年金に加入したことのない妻(または夫)を想定しています。
現代では、おひとりさま世帯や共働き世帯が増えているため、すべての世帯がこの「厚生年金額」に当てはまるわけではありません。
次章では、実際に支給されている「国民年金」および「厚生年金」の平均月額について詳しく見ていきます。
著者
ファイナンシャルアドバイザー/一種外務員資格(証券外務員一種)
一種外務員資格(証券外務員一種)、3級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP3級)を保有。日本大学国際関係学部卒業後、東洋証券株式会社に入社。国内外株式、債券、投資信託、保険商品の販売を通じ、主に個人顧客向けの資産運用コンサルティング業務に従事。特に中国株式、投資信託の提案を得意とし、豊富な金融知識を活かした顧客ニーズに沿う提案が強み。現在は個人向けに資産運用のサポート業務を行う。また、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト「LIMO&ファイナンス」でも執筆を行う。(2026年7月12日更新)
監修者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてパートとしてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事を執筆している。京都府出身、滋賀県在住。(2026年6月26日更新)