1. 老後の生活設計は「”全面的に年金頼り”」が26.3%

「人生100年時代」と呼ばれる長寿時代を見据え、年金以外の老後資金を準備することの大切さがしばしば話題となるこんにち。

さいしょに厚生労働省「生活設計と年金に関する世論調査」から、年金に対する意識を世代別に見ていきましょう。

1.1 老後の生活設計における「公的年金」の位置づけ

老後の生活設計の中での公的年金の位置づけ

【写真全13枚中2枚目】老後の生活設計の中での公的年金の位置づけ

出所：厚生労働省「生活設計と年金に関する世論調査（主な調査結果）」

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令和に生きる私たちは、老後の生活設計で、公的年金をどのような位置づけで考えているのでしょうか。そしてその意識は世代によってどのように違うのでしょうか。

調査結果を見ると、「全面的に公的年金に頼る」と答えたのは全体の26.3%。30～39歳では10.4%だったものが、60～69歳で28.5％、70歳以上で43.2%と、年齢が上がるとともに割合も上がっていきます。

一方で、「公的年金を中心とし、これに個人年金や貯蓄などを組み合わせる」と答えた人は53.8％でした。