3. 10月支給の「厚生年金と国民年金」から天引きされるお金5つ
年金から天引きされることのある税金・社会保険料は、以下の5つです。
- 所得税および復興特別所得税
- 個人住民税
- 国民健康保険料
- 後期高齢者医療保険料
- 介護保険料
年金受給が開始されている場合は、「年金振込通知書」に天引き額と実際の振込額が記載されているため、確認しておくことをおすすめします。
3.1 年金から天引きされる所得税および復興特別所得税
年金を一定額以上受給している場合、「所得税」が課税され、年金から天引きされます。
なお、現在は、東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源確保として、所得税とあわせて「復興特別所得税」も徴収されています。
所得税および復興特別所得税は、収入から各種控除額を差し引いた額に5.105%の税率をかけた額が源泉徴収されます。
3.2 年金から天引きされる個人住民税
個人住民税も、所得税と同様に一定額以上の年金を受給している場合は、年金から天引きされる形で徴収されます。
個人住民税は、所得に応じて負担する「所得割」と、均等に負担する「均等割」があり、原則どちらも納める必要があります。
ただし、年金収入が低い場合は、「均等割のみ負担」もしくは「非課税」となるケースもあります。