筆者が前職の信用金庫時代に、よくお客様から「死亡届を提出すると、使っていた年金口座は即凍結されちゃうの?」とといったご質問を受けることがありました。

その時には「市役所はお客様がどこの金融機関とお取引されているかを知らないので、市役所から金融機関に死亡を知らせる連絡がくることはありません」と回答していました。

2018年1月から、金融機関の口座はマイナンバーとの紐づけが任意で始まっていますが、まだ強制ではありません。

来たる2025年は「団塊の世代」がすべて75歳以上の後期高齢者となる年。そして少子高齢化が進む今、70歳代の子どもが90歳代の親の相続手続きを行うケースも珍しくないでしょう。

今回は、誰もが経験する可能性がある「相続」について、少しでも身近に感じていただくための話題をテーマにしてみたいと思います。