2. 将来受け取れる年金額はいくら?仕組みもおさらい

まずは、前章で紹介した調査で、50.4%が不安に感じている「年金制度の仕組み」から簡単におさらいしていきましょう。

日本の公的年金である「国民年金と厚生年金」は2階建て構造で、1階部分は「国民年金」は、2階部分は「厚生年金」となっています。

自分が将来どちらの年金タイプを受け取れるかは、現役時の働き方によって変わります。

  • 国民年金のみ受給:自営業者・フリーランス・専業主婦など
  • 国民年金と厚生年金を受給:会社員・公務員など

国民年金は、日本に住む20〜60歳未満の人が原則加入対象なのに対して、厚生年金は公務員や会社員などが加入対象です。

厚生年金は2階部分となるため、会社員や公務員などは国民年金に「上乗せ」する形で、2つの年金を受け取れます。

では、「国民年金のみ受給」と「国民年金と厚生年金を受給」それぞれの平均月額を見ていきましょう。