新NISAの普及にともない、投資信託だけでなく「ETF(上場投資信託)」への関心が高まっています。しかし、「何が違うのか」「どんなメリットがあるのか」と悩む投資家も少なくありません。
本記事では、ファンドアナリストの篠田尚子さんが金融経済YouTubeチャンネル「ミライド」で解説した、ETFの基本構造や投資信託・株式との違い、具体的な活用シーンをまとめます。
1. ETFは「中身は投資信託、取引は株式と同じ」
ETF(Exchange Traded Funds)は、日本語で「上場投資信託」と呼ばれます。篠田さんは、その性質について「中身は投資信託ですが、株式と同じように証券取引所に上場しているため、取引時間中であればリアルタイムでの売買ができるところに特徴があります」と説明しています。
1.1 国内で購入できる2種類のETF
日本で購入できるETFには、主に2つのタイプがあります。
・国内籍ETF:日本の法律に基づいて組成され、日本円で取引。
・外国籍(海外)ETF:海外の法律に基づいて組成され、主に米ドルなどの外貨で取引。
篠田さんは「近年は米国ETFが流行している」と話し、その要因の一つとして、「マーケットが好調だったことに加え、1株単位から取引できる手軽さが人気を後押しした」と説明します。国内籍ETFは銘柄によって売買単位が異なりますが、米国ETFは1株単位での取引が主流のため、少額からでも購入できるところが特徴です。
ミライドのチャンネル登録は
著者
ミライド powered by モニクル総研
YouTube channel powerd by Monicle Institute of Research
「ミライド」は、モニクルグループのシンクタンクであるモニクル総研が運営する金融・経済YouTubeチャンネルです。証券アナリストの泉田良輔、木村敬子、ファンドアナリストの篠田尚子が研究員として在籍し、金融や経済ジャンルを中心に、ビジネス、テクノロジー、キャリア、ヘルスケア、スポーツに関わる話題などをアナリスト視点で深堀り解説します。データ分析やキーマンへのインタビューを通じて、ビジネスパーソンや一般投資家に役立ていただけるようなコンテンツを配信しています。(最新更新日:2025年12月5日)
監修者
慶応義塾大学法学部卒業。早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。国内銀行にて個人向け資産運用相談業務を経験した後、2006年ロイター・ジャパン(現LSEG)入社。傘下の投信評価機関リッパーにて、投資信託業界の分析レポート執筆や評価分析業務に従事。2013年、楽天証券経済研究所に入所。2025年5月、株式会社モニクルに参画し、モニクル総研所属。当社ではファンドアナリスト業務や金融教育に関連する情報発信に従事。楽天証券経済研究所 客員研究員。ピクテ・ジャパン・ファンド・アドバイザリー・コミッティーメンバー。CFP®、1級FP技能士。
著書に『本当にお金が増える投資信託は、この10本です。』、『銀行も証券会社もFPも教えてくれない 新しい!お金の増やし方の教科書』、『NISA & iDeCo完全ガイド 2024年新制度対応版』『新NISA完全ガイド FP&投資信託のプロが教える』(いずれもSBクリエイティブ)、共著に『一生楽しく浪費するためのお金の話』(イースト・プレス)他。