自営業者や学生などが加入する第1号被保険者は、自分で国民年金保険料を納付しなければなりません。
毎月の納付が面倒、納付を忘れた、など給与天引きされる会社員と比較して、手間がかかると感じている人もいるでしょう。
本記事では、2024年8月からスタートしたねんきんネットによる国民年金保険料納付について解説します。
第1号被保険者の人は簡単に保険料を納付できるようになるため、納付方法など確認しておきましょう。
1. 国民年金保険料の納付方法
従来の保険料納付方法は次の通りです。
- 納付書を使って銀行やコンビニで保険料を支払う
- 口座振替で銀行から保険料を引き落とす
- クレジットカードを使って保険料を引き落とす
- スマートフォンアプリを使って保険料を支払う
国民年金保険料は、1か月あたり1万6980円(2024年度)で、保険料の納付期限は納付対象月の翌月末日までです。
国民年金保険料には前払い(前納)制度があり、最大2年分の保険料を前払いできます。
前払いすると保険料は安くなるため、金銭的に余裕があれば利用を検討してみましょう。
2. ねんきんネットを使った保険料納付
2024年8月から、ねんきんネットからインターネットバンキングなどを利用して保険料を納付できるようになりました。
自宅でいつでも利用できるほか、金融機関のATMを使って納付することもできます。
2.1 主な取り扱い
ねんきんネットを使って国民年金保険料を納付するときの主な取り扱いは次の通りです。
- 納付書がなくても保険料納付できる
- ねんきんネットへログインして手続きする
- 納付できるのは前月分以前の保険料(当月分はできない)
- インターネットバンキングなどで支払う
ねんきんネットの利用には、ねんきんネットで直接ログインする方法と、マイナポータル(政府が運営する行政手続のオンラインサービス)からログインする方法があります。
2.2 主な注意点
ねんきんネットを使って保険料を納付するときは次の点に注意しましょう。
- 保険料の前納はできない
- 免除または納付猶予、学生納付特例などの期間の保険料は追納できない
また、主な取り扱いで説明したように、ねんきんネットとインターネットバンキングが利用できることが前提です。
ここまで、2024年8月から始まったねんきんネットによる国民年金保険料納付の概要について解説しました。
次章では、保険料を納付するときの具体的な手続きについて詳しく解説します。
3. ねんきんネットを使った保険料納付方法
ねんきんネットを使って保険料を納付する方法は次の2つです。
- インターネットバンキングを利用する方法
- Pay-easy(ペイジー)対応のATMで納付する方法
それぞれの方法について具体的な手続きを紹介します。
3.1 インターネットバンキングを利用する方法
インターネットバンキングを利用した保険料納付は次の手順で行います。
- ねんきんネットにログイン→「その他の便利機能を利用する」→「国民年金保険料を納付する」の手順で入力画面に入る
- 「Pay-easy(ペイジー)で納付」を選択
- 「納付する納付書情報を選択する」画面で納年度や月を選択
- 表示された「納付書情報一覧」画面を確認し「納付する」を選択
- 「金融機関を選択する」画面に移動し、利用する金融機関を検索・選択
- 表示された「納付する納付書情報を確認する」画面を確認し「金融機関サイトに移動する」を選択
- 選択した金融機関のホームページにログインし、内容確認の上、保険料を支払う
手順通り手続きすれば、数分で保険料納付は完了します。
3.2 Pay-easy(ペイジー)対応のATMで納付する方法
銀行などのATMで納付する手順は次の通りです。
事前に納付内容をねんきんネットで登録後、Pay-easy(ペイジー)対応のATMで納付します。
- インターネットバンキング利用の手順1~3と同じ操作を行い「納付書情報一覧」画面を表示する
- 「納付書情報一覧」画面の「収納機関番号(5桁)、納付番号(16桁)、確認番号(6桁)」を控える
- Pay-easy(ペイジー)対応のATMで収納機関番号などを入力して保険料を支払う
インターネットバンキングを利用せずに、ATMで保険料を支払えます。
4. まとめにかえて
2024年8月、国民年金保険料の新しい納付方法ができました。
ねんきんネットを利用して自宅で簡単に保険料納付ができます。
納付書なしで保険料納付ができること、インターネットバンクを利用できることが主な特徴です。
ねんきんネットには、社会保険料控除証明書やねんきん定期便の取り出し、年金記録の確認や将来の年金見込額の試算などさまざまな機能があります。
国民年金保険料の納付を含め、ねんきんネットの有効活用を検討してみましょう。


