2. iDeCoで毎月3万円拠出した場合の税制優遇の効果は?

税制優遇の効果は、年収によって異なり、収入が多い方ほど効果が大きくなります。

一例として、40歳・年収500万円の方がiDeCoで毎月3万円を拠出し、65歳まで続けた場合のシミュレーション結果を紹介します。

2.1 1年間の効果

【写真5枚】1枚目/シミュレーション:iDeCoにおける税制優遇の効果(1年間の軽減額)、2枚目/シミュレーション:iDeCoにおける税制優遇の効果(25年間の軽減額)

シミュレーション:iDeCoにおける税制優遇の効果

出所:iDeCo公式サイト「かんたん税制優遇シミュレーション」※社会保険料控除は年収の14.39%として計算。課税所得=年収-給与所得控除-社会保険料控除-基礎控除とし、端数金額の処理はせず、住民税は一律10%として計算。

年収500万円の方の場合、課税所得はおよそ236万円です。

ここから計算される所得税額は13万8550円、住民税額は24万1050円です。

iDeCoで毎月3万円を拠出すると、年間で36万円を課税所得から差し引くことができ、その分の所得税と住民税が安くなります。

よって、年収500万円の方の場合、年間で7万2000円の節税効果が出る結果となりました。