記録的な暑さが続く日本列島。そうでなくても真夏はお花が少なくなる時期です。さらに日光による葉焼けや乾燥などのダメージも多発しがちですね。

「西日が強く当たる庭で、植物が上手に育たない」「暑さが厳しくて植物の世話をするのがしんどい」

そんなお悩みを持つガーデナーさんにおすすめなのが、西日と暑さに強い多年草。

今回は、植えっぱなしで毎年キレイな花を咲かせてくれる、ナチュラルな魅力あふれる多年草を参考価格とともにご紹介します。

1. この記事で紹介する、暑さと西日に強い《ナチュラル感あふれる多年草》

【写真1枚目/全6枚】日の光をさんさんと浴びて咲くガイラルディア他。2枚目以降で「暑さと西日に強い多年草」を紹介します!1/6

ガイラルディア

StellarCuriosity/shutterstock.com

  • チェリーセージ 
  • ガウラ 
  • ガイラルディア 
  • センニチコウ ファイヤーワークス 

次でひとつひとつ見ていきましょう!

2. 【暑さと西日に強い多年草 その1】チェリーセージ

2.1 太陽に負けじと可憐に咲く「チェリーセージ」

ひらひらとした花の姿がラブリーな「チェリーセージ」2/6

ひらひらとした花の姿がラブリーな「チェリーセージ」

Jananz/shutterstock.com

丈夫で開花期が長いチェリーセージ。花や葉がサクランボのように甘い香りがするためこの名がつきました。

赤やピンク、クリーム色にパープルなどカラーバリエーションが豊富。野趣あふれる可憐な花姿はとても人気があります。

しかも丈夫で暑さに強いという優等生。植えっぱなしにしていても毎年開花し、夏から秋の長い期間、ナチュラルにお庭を彩ってくれます。

植えつけに適するのは春と秋。暑さが落ち着いたらぜひ園芸店などで探してみましょう。ポット苗から植えつけた場合、株が大きくなった翌年以降はたくさんの花を楽しめます。

冬の間は株の上にマルチングをするなど凍結に注意して管理すれば、春にまた芽吹いてきますよ。

※参考価格:300~600円前後(3~3.5号ポット苗)

3. 【暑さと西日に強い多年草 その2】ガウラ

3.1 繊細そうだけど、とっても丈夫!どんどん花開く「ガウラ」

ナチュラルガーデンにピッタリ。野趣あふれる「ガウラ」3/6

ナチュラルガーデンにピッタリ。野趣あふれる「ガウラ」

Landrausch/shutterstock.com

ガウラの別名は白蝶草(ハクチョウソウ)。小花が風に吹かれて揺れる姿は、まるで白い蝶が舞っているようで、とても優雅です。

ホワイトのほかにも、優しげなピンクや複色などもあり、ナチュラルガーデンで咲きみだれている様子は見ている人をうっとりさせてくれます。

とにかく丈夫で花つきがいいのが特徴です。ひとつの花は数日で散ってしまいますが、長期にわたりほとんど途切れることなく次々開花します。

じつは種からもカンタンに育てることができ、こぼれ種でも自然に増えます。苗の植えつけ適期は春~初夏です。

※参考価格:300~700円前後(3~3.5号ポット苗)

4. 【暑さと西日に強い多年草 その3】ガイラルディア

4.1 夏らしいビタミンカラーがインパクト大!「ガイラルディア」

ビタミンカラーが夏らしい「ガイラルディア」は、どことなくエキゾチックな雰囲気も1/6

ビタミンカラーが夏らしい「ガイラルディア」は、どことなくエキゾチックな雰囲気も

Traveller70/shutterstock.com

パッと開いた花に元気を貰えそうなガイラルディア。発色のよいイエローやオレンジなどが印象的です。

毎年のように新品種が出ており、一重や八重のほかにユニークな咲き方の品種もあります。品種によって草丈が異なるため、植える場所に合わせて選びましょう。

暑さと乾燥に強く、水をやりすぎて過湿になると弱ってしまうので、むしろほったらかしのほうがよく育ちます。
種まきをするなら春または秋。ポットにまき、よい芽を残して育苗するとよいでしょう。

冬には地上部がほとんど枯れますが、春になると根元から新芽が出てきます。一年草の品種もあるので、確認してから購入してください。

※参考価格:300~500円前後(3号ポット苗)

5. 【暑さと西日に強い多年草 その4】センニチコウ ファイヤーワークス

5.1 小さな花火がたくさん打ち上がっているみたい!「センニチコウ ファイヤーワークス」

センニチコウはお盆の供花としても人気!5/6

センニチコウはお盆の供花としても人気!

Pavaphon Supanantananont/shutterstock.com

名前の通り“花火”のような花姿のセンニチコウ ファイヤーワークス。ヴィヴィッドなピンクやパープルの花がポンポンのように丸く咲き、よく見ると花弁の先端には火花のような黄色いものが。

センニチコウは一年草の品種が多いのですが、このファイヤーワークスは土が凍結しなければ冬越し可能。マルチングで保温すると冬越ししやすくなります。

開花期が晩秋までと長いので、花がら摘みはこまめに行いましょう。たくさん咲いたらフラワーアレンジメントやドライフラワーとしても楽しめます。5月から6月には挿し芽で増やすことも可能です。

※参考価格:300円前後(3~3.5号ポット苗)

6. まとめにかえて

今回は、暑さと西日に強い、ナチュラル感あふれる個性豊かな多年草を紹介しました。

どれも日当たりと風通しのよい場所を好み、強い陽射しに負けずに育ってくれるので初心者のガーデナーさんでも育てやすい草花。

素敵な花を楽しんで秋が過ぎ寒くなったら、地上部を切り戻し、マルチングで保温するなどして冬越しの管理を行いましょう。そうすれば翌年も再び花を咲かせてくれるのが多年草の魅力です。

今年の夏は間に合わなかった方も、来年の夏のガーデンにはどれを植えたいか、この記事を参考にしながら今から計画してくださいね。

7. 【ガーデニング豆知識】多年草ってどんな植物?

【ガーデニング豆知識】多年草ってどんな植物?6/6

一年草、多年草、宿根草の違いとは

出所:LIMO編集部作成

さいごに、多年草と、一年草・宿根草の違いも整理しておきましょう。

  • 一年草:発芽からタネができるまでのサイクルがワンシーズンで完結する植物
  • 多年草:開花後も生長を続け、翌年以降も開花が楽しめる植物。常緑性と落葉性がある
  • 宿根草:落葉性の多年草を特に区別して「宿根草」と呼ぶことがある。開花後地上部分の茎や葉が枯れ、根は生きたまま休眠する

LIMO編集部