「ほぼほったらかしでも、毎年花が咲く植物が庭にあったらな」
忙しいガーデナーさんなら、誰もが考えることではないでしょうか。
植え替えをしなくても毎年花を咲かせる植物には、花木、多年草のほか、こぼれ種で毎年発芽する一年草などがあります。しかし、中には繁殖力が強すぎて広がりすぎてしまう植物も。
庭に植えた植物のこぼれ種が、ご近所のお庭や公園、道路などに飛び、あちこちから生えてきて迷惑をかけてしまうことがあるのです。
この記事では、植える前に知っておきたい、こぼれ種で広がりすぎる植物6選を、参考価格とともにご紹介します。
安心して楽しむ方法もお伝えするので、これから植えたい植物がある方や、すでにお庭に植わっている方は参考にしてくださいね。
1. この記事で紹介する「こぼれ種で広がりすぎる植物」
【写真1枚目/全7枚】野趣あふれる可憐なバーベナ・ボナリエンシス。2枚目以降も「こぼれ種で広がりすぎる植物」を紹介していきます!1/7
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- シマトネリコ[半落葉高木]
- ランタナ(七変化)[常緑低木]
- ジャーマンカモミール[一年草]
- シソ[一年草]
- バーベナ・ボナリエンシス(三尺バーベナ、ヤナギハナガサ)[落葉多年草]
- ヒメイワダレソウ(リッピア)[常緑多年草]
次でひとつひとつ見ていきましょう。
2. 庭に植えてはいけない?こぼれ種で広がりすぎる庭木2選
2.1 シマトネリコ(雌株)[半落葉高木]
しなやかな枝と明るい緑色の小葉がおしゃれなシマトネリコ2/7
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ナチュラルで繊細な雰囲気が魅力のシマトネリコ。しなやかな枝と明るい緑色の小葉がおしゃれで、樹形が整いやすく、暑さに強いことから、シンボルツリーとして選ぶ方が多い庭木です。
シマトネリコは雌雄異株で、花が咲くのは雌株。花後に放置していると、羽のついた発芽率の高いタネがあちこちに飛び、離れた場所からシマトネリコが生えてきます。そのうえ成長が早いため、手に負えなくなりがちです。
シマトネリコをお庭に植えたい場合は、雄株を植えるのがおすすめ。雌株を植えたい場合や、すでに植わっている場合は花後すぐに剪定を行い、実がつかないようにしましょう。
厳冬期以外いつでも剪定できるので、サイズを保つためにはこまめな剪定が必要です。
※参考価格:350~2000円前後(3~3.5号ポット苗)
2.2 ランタナ(七変化)[常緑低木]
丸くかわいらしいカラフルな花を咲かせる「ランタナ」3/7
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咲き始めから咲き終わりにかけて花色が変わるため「七変化」とも呼ばれるランタナ。丸くかわいらしい花で、1株でもカラフルな色を楽しめるため、つい花壇にお迎えしたくなってしまいます。
しかしランタナもタネの発芽率が高く、こぼれ種から毎年発芽し、生育も旺盛。地下茎でも広がるほか、地上部の茎からも根を出します。このためランタナは、環境省が定める生態系被害防止外来種リスト内の「重点対策外来種」に登録されている植物です。
最近では、タネを付けず生育が穏やかな品種も出ているため、植えてみた方は改良されたものを探してみましょう。
ランタナの葉や種には毒があるため、小さなお子さんやペットが口に入れないように注意してください。寒さには弱いので、霜が降りる地域や寒冷地では一年草扱いです。
※参考価格:400~800円前後(3~3.5号ポット苗)
3. 庭に植えてはいけない?こぼれ種で広がりすぎるハーブ2選
3.1 ジャーマンカモミール[一年草]
野趣あふれる可憐な花を咲かせる「ジャーマンカモミール」4/7
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春から梅雨時に、野趣あふれる可憐な花を咲かせるジャーマンカモミール。ハーブティーに使う花としてもよく知られ、花から香るリンゴのような香りが魅力です。
ジャーマンカモミールは荒地でもよく育ち、花つきがとてもよい植物。花後は小さな種を無数につけ、こぼれ種から発芽して群生します。
そのため、花が咲いたらタネがつく前にこまめに花を摘みましょう。摘みたての花で淹れるハーブティーは格別ですよ。
※参考価格:120~500円前後(3~3.5号ポット苗)
3.2 シソ[一年草]
和ハーブの代表的存在「シソ」5/7
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シソは、和ハーブの代表的存在。青シソは様々な料理で活躍する薬味、赤しその葉はジュースやふりかけで味わうのが定番です。
ただし、花後に放っておくと大量の種が飛び散り、翌年あちこちからシソが生えてきます。庭に食べきれないほどのシソが生えるだけでなく、ご近所の庭やアスファルトの隙間からも生えてくる可能性があるため要注意。
花が咲き始めたら実ができる前に収穫しましょう。プチプチ食感が楽しい「しその実」は、穂の一番上の花が咲くころに収穫するのがベストです。
※参考価格:150~300円前後(タネ1袋)
4. 庭に植えてはいけない?こぼれ種で広がりすぎる多年草2選
4.1 バーベナ・ボナリエンシス(三尺バーベナ、ヤナギハナガサ)[落葉多年草]
うす紫色の爽やかな花を咲かせる「バーベナ・ボナリエンシス」6/7
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バーベナ・ボナリエンシスは梅雨時から秋まで休まず、うす紫色の爽やかな花を咲かせてくれる宿根草。思わずナチュラルガーデンにお迎えしたくなる、野趣あふれる雰囲気です。
しかし、強健で場所を選ばず育ち、花後にたくさんの小さな種が散らばるため、各地で雑草化しています。寒冷地では冬に枯れるので一年草扱いですが、それでもこぼれ種で広がっているため要注意。
バーベナ・ボナリエンシスも、環境省が定める生態系被害防止外来種リスト内の「その他の総合対策外来種」に登録されています。花後は種ができる前に花がら摘みをし、タネが落ちないように注意して楽しみましょう。
※参考価格:300~600円前後(3~3.5号ポット苗)
4.2 ヒメイワダレソウ(リッピア)[常緑多年草]
踏みつけに強いカワイイ花が咲く「ヒメイワダレソウ」7/7
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グランドカバーとして広まったヒメイワダレソウ(リッピア)。かわいい花が咲き、踏圧に強く雑草抑制効果があり、芝生よりも育てやすいうえ、ホームセンターなどで安く購入できる、一見メリットだらけの植物です。
しかし、たくさんのメリットを上回ってしまう繁殖力の強さを持っていて、こぼれ種の発芽率がよいことに加え、枝の一部からも根を出して繁殖します。そのうえ成長スピードも早く、一度植えるとあっというまに広がります。
※ヒメイワダレソウ参考価格:130~650円前後(3号ポット苗)
5. 「こぼれ種で広がりすぎる植物」を迎える前に知っておきたいこと
お庭に植えると後悔するかもしれない、こぼれ種で広がりすぎる植物6選をご紹介しました。
今回ご紹介した植物たちは、強健で、厳しい環境でも育ちます。タネができる前の花がら摘みや、こまめな切り戻しなどの管理、新品種を取り入れるなどの配慮は必要ですが、丈夫に元気に育ってくれるというメリットもあります。
家にお迎えする場合は、お庭の外に広がらないよう配慮しながら楽しみましょう。
参考資料
※編集部より:外部の方のご指摘をうけ、記事中の内容を一部削除しております。(2024/9/30 16:47)
鈴森 真樹