2. 2024年度「国民健康保険料」上限額を引き上げ
前述のとおり、国民健康保険料は、前年の所得に応じて決定します。
所得が上がるほど保険料が高くなる仕組みですが、上限額が設定されています。
ただし、この上限額は年々上昇。
2022年度は前年から+3万円で上限額が102万円に、2023年度はさらに+2万円で上限額が104万円に引き上げられました。
そして2024年度も+2万円で上限額は106万円になっています。据え置きとなる年もありましたが、2000年度(平成12年度)から24年間で段階的に引き上げられ46万円も増加しています。
ただし、上限額に該当する世帯は全体の1.42%(2024年度引上げ後は1.35%)です。
厚生労働省が提示した上限額に該当する場合の年収目安は以下のとおり。
- 2024年度:給与収入 約1160万円/年金収入 約1160万円(給与所得 約980万円/年金所得 約980万円)
現役世代・年金生活者ともに年収1160万円以上で、国民健康保険料が上限額となります。
次章では、所得ごとの国民健康保険料を見ていきます。