弁護士法人 東京新宿法律事務所は、直近5年以内に相続手続きを経験した40代~60代の男女を対象に、「相続手続きの大変さに関する調査」を実施しました。

その結果をまとめ、相続手続きの大変さや手続きにかかった期間など、リアルな声を紹介しています。

少子高齢化が進む日本では、多くの人口を抱える「団塊の世代」が、2025年に全員75歳以上の後期高齢者となります。

そのため、日本では大規模な資産承継が行われ、「大相続時代」が本格的に到来する予定です。

そこで、この記事では直近5年以内に相続手続きを行った人からのリアルな声を基に、何が大変だったかを紹介します。

1. 相続手続きで多くの人が大変だったのは「金融機関での手続き」と「不動産の名義変更」

直近5年以内に相続手続きを経験した人の8割以上が、手続きを振り返り少なからず大変だったと感じているというデータが出ています。

「相続手続き全体を振り返り、どの程度"大変だった"と感じるか」という質問に対して、1位が「大変だった」で32.0%、2位が「やや大変だった」で26.6%、3位が「非常に大変だった」で21.8%という結果になりました。

また、少なからず大変だったと感じた人を対象に「相続手続きを進める上で、特に大変だと感じたこと」という質問を実施。1位が「金融機関での手続き」で26.7%、2位が「不動産の名義変更」で23.3%、3位が「遺産分割協議」で10.9%という回答になりました。

多くの人が、「金融機関での手続き」と「不動産の名義変更」で、大変だと感じた結果となります。