資産1億円超の富裕層は日本に何割いるの？日本で富裕層が増える理由を深掘り世代間で資産の受け渡しが集中する傾向が強まる。相続資産は平均「2346万円」に

5. 富裕層に近づくためにできる資産形成

ここからは今ある資産を増やすために、具体的にどのような方法があるかを解説していきます。

株式投資とは、株式を購入することにより、自身が応援したい企業に資金を提供する投資手法です。その企業の業績が上がると株式の価値が上昇し、利益を得ることができます。

しかし、逆に企業の業績が下がると株式の価値も下がるため、損失を被ることもあります。

株式投資は高いリターンを得られる可能性がある一方で、リスクも大きいため、注意が必要です。

債券投資は、債券という金融商品に投資することにより、定期的な利息収入を得ることができる投資手法です。

株式とは異なり、投資の期間と利率があらかじめ決まっているため、一般的にリスクは低いと言われています。

債券には多くの種類があり、投資期間や利率もさまざまです。たとえば、国債や社債、地方債などがあります。

最近では、米国債の金利が4％を超える高金利のものもあり、投資の選択肢として検討してみるのもよいでしょう。

投資信託とは、複数の投資家から集めた資金を、運用のプロが株式や債券などの金融商品に投資し、その運用によって得られた利益を投資家に分配する金融商品です。

投資信託には、さまざまな種類があります。例えば、株式を中心に投資するものや、債券を中心に投資するものなど、目的やリスクの度合いによって選ぶことができます。

商品の選択によってリスクとリターンが異なるため、自分に合った投資信託を選ぶことが大切です。

また、最近では新NISA（少額投資非課税制度）が話題となっており、投資信託もこの制度を利用して購入することができます。新NISAの活用も検討してみると良いでしょう。

最新の情報を取り入れながら、富裕層にならって賢いお金の使い方を心掛けていきましょう。

筒井亮鳳