2024年9月「年金生活者支援給付金」の申請が開始。申請期限を過ぎても受け取れる？【棒グラフ】厚生年金・国民年金の受給額つき！

「年金生活者支援給付金」は、所得が低い年金生活者に対し、支援することを目的とした給付金です。

一般的に、仕事を辞めた後は年金が一番の収入源になりますが、貯金や年金額が少ないことにより、一般的な生活を送ることが難しい人もいるでしょう。

これは昨今の物価高も大きな原因と言われています。

本記事では、老齢年金生活者支援給付金の対象者や申請方法などについて詳しく紹介していきます。

対象者には9月から順次請求書が送付されていますが、もし申請期限を過ぎても受け取れるのかも見ていきましょう。

さらに、老後の大きな収入源である「年金」の平均受給額についても解説していきます。

1. 「老齢年金生活者支援給付金」対象者はどんな人か

老齢年金生活者支援給付金の対象となるのは、年金等の収入が一定額に満たない方です。

例えば、老齢基礎年金の受給者が「老齢年金生活者支援給付金」を受け取るためには、以下の要件を満たすことが必要です。

老齢年金生活者支援給付金の対象者

※1 障害年金・遺族年金等の非課税収入は除く
※2 77万8900円超87万8900円以下は「補足的老齢年金生活者支援給付金」が支給

このほか、障害年金の受給者が受け取れる「障害年金生活者支援給付金」や、遺族年金の受給者が受け取れる「遺族年金生活者支援給付金」にも、それぞれ所得要件（前年の所得が472万1000以下）があります。

ただし、以下のいずれかに該当した場合、年金生活者支援給付金は支給されません。

次に、2024年度の給付額の目安を見ていきましょう。