過去の同月に公開された記事をプレイバック!もう一度読み直したい、「編集部セレクション」をお届けします。 (初公開日:2023年9月9日) |
老後の生活を支える1つの要素は「お金」です。
人生100年時代のいま、70歳代というとまだまだ元気に仕事をされている方も多い一方で、働く機会が減り、年金と貯蓄を柱に過ごされている方もいるでしょう。
では、実際に70歳代の平均貯蓄はどれくらいなのでしょうか。
今回は年金受給額と併せて眺めていきたいと思います。
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1. 70歳代以上「貯蓄2000万円超」の世帯は何パーセント?
かつて話題となった「老後2000万円問題」。夫婦2人無職世帯の平均的な収入と支出で試算した結果、毎月5万5000円の赤字となり、老後30年間と仮定すると約2000万円が不足する、という金融庁の報告書を発端としたものです。
老後に2000万円も不要な人、2000万円では全く足りない人、さまざまおりますが、いまも2000万円を目安に老後資金について考えていく世帯もあります。
では、いまの70歳代以上のシニアは「2000万円」をクリアできているのでしょうか。
総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2022年(令和4年)詳細結果-(二人以上の世帯)」によると、70歳代以上の貯蓄の平均額は2411万円です。