2. 日本で貯蓄格差がなぜ広がるのか
ここからは日本で貯蓄格差が広がっている原因について考察していきます。
2.1 同じ収入でも資産運用の有無で貯蓄額に差が出る
同じ収入の人でも、そのお金をどう運用するかで資産額は変わってきます。
収入のうち、生活費に使わなかった金額を銀行預金として置いておくのと、株式や投資信託のようなリスク性資産で運用をするのとでは大きな差が出てきます。
例えば、利回り3%の商品を月に1万円、20年間積み立て投資をしたというシミュレーションをします。
シミュレーションの結果、元本240万円に運用による利益の88万円が重なり、運用資産は328万円となりました。
利回り0%の場合だと240万円のみとなるため、同じ元本でも資産運用をしているかしていないかで大きな差が生まれてしまいます。
資産運用は将来的に大きな資産を築く期待が持てる一方で、元本割れリスクも存在します。
シミュレーションどおりに運用が進めばよいのですが、マイナスとなる年もあることを理解しておきましょう。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)/元銀行員/金融ライター
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)保有。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて主にリテール営業に従事し、延べ1万名以上の個人のお金の相談に携わった。とくに銀行では国内外株式の仲介、国内外の債券、投資信託、生命保険、住宅ローンなどの販売に携わり、全国表彰歴あり。金融機関勤務後は経験を活かし、株式会社モニクル傘下の株式会社モニクルリサーチ(旧:株式会社ナビゲータープラットフォーム)に入社。
現在はくらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部にて、厚生労働省管轄の厚生年金保険と国民年金(老齢年金・障害年金・遺族年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、資産運用、NISA、iDeCo、住宅ローン、カードローン、為替相場、株式投資などを中心に記事の企画・執筆・編集・監修をおこなっている。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数達成。(2026年7月29日更新)