3. 貯蓄を増やすための2つの方法

ここまで、資産運用の効果や相続資金の平均額についてみてきました。

少子高齢化や物価高が進む日本で、これからどのように貯蓄を増やしていけばよいのでしょうか。ここからは貯蓄を増やすための方法を2点見ていきます。

3.1 貯蓄増の方法①若いうちに貯蓄習慣をつける

貯蓄を増やすためには若いうちからお金を貯める習慣を身に付けておくことがポイントです。

収入のうち一定の割合または金額を貯蓄に回すというルールを決めておくとよいかもしれませんね。

また、50歳代などリタイアまでの期間が短い場合には新NISAを活用して資産運用を行ってみるのもよいでしょう。

例えば50歳の人が65歳になるまでの15年間で運用をしていくとして、利回り5%の商品を毎月5万円積み立てていく場合、シミュレーション結果は以下のようになります。

利回り5%の商品を毎月5万円で15年間積み立てしたらどうなる?

利回り5%の商品を毎月5万円で15年間積み立てしたらどうなる?

出所:金融庁「つみたてシミュレーター」

シミュレーションの結果、900万円の元本に対して利益が436万円で合計1336万円となりました。

貯蓄だけではなく、資産運用も組み合わせることでより多くの資産の増加が見込めるかもしれませんね。