1.3 将来は「老齢年金」「障害年金」「遺族年金」が支給される
公的年金制度に加入することで保険料を納め、要件を満たせば「老齢年金」「障害年金」「遺族年金」が受給できます。
いずれも年金は原則として偶数月の15日に支給され、2か月分が振り込まれる仕組みです。
まず、「国民年金にしか加入していないのか」「厚生年金に加入しているか」によって、将来の年金受給額が変わることがわかります。
さらに、厚生年金に加入する場合は「収入」「加入期間」によっても個人差が表れることとなります。
なお、老齢年金は2024年度に2.7%の増額となりました。
2. 老齢年金の支給額は2024年度から2.7%の増額
2024年度の老齢年金は2.7%の増額となり、国民年金の満額は6万8000円となりました。
なお、厚生年金は先述のとおり個人差が大きいので、毎年厚生労働省から「モデル夫婦の試算例」が示されています。
2024年度は23万483円となりました。
これは”平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)43万9000円)で 40年間就業した場合、受け取り始める「老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額)」”という条件のもと試算されたものです。
次章では、早見表にて「夫婦の収入ごと」の年金例を確認していきます。