2025年7月4日に公表された厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」によれば、18歳未満の子がいる母の仕事状況をみると、仕事がある母は8割を超えて増加しています。
同調査によれば2004年の働く母は56.7%でしたが、2024年には80.9%となり、この20年で24.4%増えています。
時代により変わる、母の仕事状況。
働く女性が増えているもの、一方で専業主婦を希望する女性もいます。
今回は働く母の仕事状況や専業主婦を希望する人の割合、また夫婦の家事育児にかける時間をみていきましょう。
1. 18歳未満の子がいる母の仕事状況
まずは厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」より、18歳未満の子がいる仕事の状況をみてみましょう。
1.1 18歳未満の子がいる母の仕事状況(2024年)
- 正規の職員・従業員:34.1%
- 非正規の職員・従業員:36.7%
- その他:10.1%
- 仕事なし:19.1%
仕事ありは正規の職員・従業員、非正規の職員・従業員、その他に分かれており、正規雇用と非正規雇用では非正規雇用のほうが多いですが、大差ないかたちとなりました。
一方で専業主婦は2004年以降、初めて20%を下回っています。