4.3 変動と固定のミックス型を選ぶのもあり
変動と固定のミックス型の住宅ローンを選ぶ方も増えています。たとえば固定金利を70%、変動金利を30%といったように設定する商品です。
ミックス型は、全期間固定よりは金利が低く、変動金利よりも金利上昇リスクを低くできます。
変動と固定の割合をどうするかがポイントとなるため、無理なく返済できる額はいくらなのかをシミュレーションしながら決めると良いでしょう。
5. まとめにかえて
株価を予測するのが難しいのと同様、今後の金利動向を予測するのも困難です。
変動金利と固定金利のメリット・デメリットを理解した上で、どちらにするかを決めましょう。
変動金利が今後上昇する可能性は否定できませんので、これから住宅ローンを利用する方は、金利が上がるのを前提として検討するのがおすすめです。
各銀行のホームページにはシミュレーションサービスがありますので、積極的に活用してください。
参考資料
- 日本銀行「長・短期プライムレート(主要行)の推移 2001年以降」
- 住宅金融支援機構「【概要】住宅ローン利用者の実態調査【住宅ローン利用者調査(2024 年4月調査)】」
- auじぶん銀行「住宅ローン」
- PayPay銀行「住宅ローン(購入・借り換え)」
- SBI新生銀行「住宅ローン:変動金利のご紹介」
- 関西みらい銀行「住宅ローン(新規)」
安藤 真一郎