4. 変動金利と固定金利、それぞれ向いている人とは?
変動と固定のどちらを選ぶべきか、絶対的な正解はありません。金利情勢がどうなると考えるか、住宅ローンで何を重視するかで答えは変わります。
変動と固定、それぞれに向いている人について解説します。
4.1 金利上昇に対応できるなら変動金利
短期プライムレートなどが上昇したとしても、貯蓄が充分にあって金利の負担に対応できるなら、変動金利を利用するのが良いでしょう。
また、借入総額が少ない人や返済期間が短い人は、金利が低いうちにどんどん元本を返済できるため、変動金利のほうが返済効率が高くなります。
4.2 金利の動きを気にせず返済したい人は固定金利
金利の今後の情勢を気にせず返済したい人は、固定金利のほうが向いています。
固定金利であれば毎月の返済額や総返済額が固定されるため、経済情勢がどうなろうと金利の上昇を心配する必要はありません。
変動よりも高い金利が適用されますが、無理なく返済できるのであれば、固定による安心感を選ぶのも1つの考え方といえます。